節分が近づくと、
豆まきや恵方巻きの準備とあわせて、
「この行事、どうやって子どもに伝えよう?」と考えることはありませんか。
『鬼はこわくなりすぎないかな…。』
『意味もちゃんと知ってほしいけれど、説明はむずかしい…。』
節分って実は、
季節の変わり目に、元気に過ごせますようにと願う日。
でもその気持ちや由来を言葉だけで説明するのは、子どもには少し難しく感じてしまいます。
そんなときに、絵本がそっと手を貸してくれます。
絵本で節分を伝えるメリット3
1. 鬼をこわがらせすぎずに伝えられる
絵本の中の鬼は、
優しかったり、さみしがり屋だったり。
「鬼=こわい存在」だけで終わらせず、
気持ちに目を向けるきっかけになります。
2. 行事の意味がイメージで伝わる
豆まきや恵方巻きの意味も、
絵とお話を通して自然と理解できます。
3.親子の会話が広がる
「どうしてこうするんだろう?」
「この鬼、どう思う?」
読み終わったあとに会話が生まれるのも、絵本ならでわです。
節分に読みたいおすすめ絵本5選
ここからは、
節分をやさしく、あたたかく伝えてくれる絵本を5冊ご紹介します。
♯01 おにのパンツ

『おにのパンツ』
構成・絵 鈴木博子
出版社 ひさかたチャイルド
こんな方におすすめ!
- 年齢目安:1歳〜
- 鬼がちょっと苦手な子
- 歌やリズムのある絵本が好き
- 節分を楽しく味わいたい
どんなお話?
節分といえばこの歌、という方も多いはず。
お馴染みの歌にのせて、鬼たちが元気いっぱいに登場。
歌に合わせて楽しめる、リズミカルな一冊です。
鬼=こわい存在 ではなく、
思わず笑ってしまう存在として描かれているので、節分がはじめての子にもぴったり。
「鬼ってちょっとおもしろいね」そんな入口におすすめの絵本です。
おすすめポイント
- テンポがよく、読み聞かせしやすい
- 鬼への「こわい」イメージがやわらぐ
- 節分が楽しい行事として印象に残る
私の感じたこと
「鬼は悪いもの」と決めつけなくていい。
節分=こわい、じゃなくて
「楽しい!」から始まっていいんだな、と思わせてくれる絵本。
笑いながら読むうちに、自然と行事が身近になります。
♯02 あおくん ふくちゃん

『あおくん ふくちゃん』
作 みやもと かずあき
出版社 講談社
こんな方におすすめ!
- 年齢目安:3歳〜
- 節分を”やさしい気持ち”で味わいたい
- 行事をきっかけに、多様な見方を伝えたい
- 「鬼 = 悪いもの」というイメージに疑問を持って欲しい
どんなお話?
鬼のあおくんと、福の神のふくちゃんが、なんと一日だけ役割を交代するお話。
「おにはそと」「ふくはうち」
その言葉の意味を、くるっとひっくり返す展開に、大人も思わず引き込まれます。
笑いながら読めて、
「鬼も福も、見方しだいかもしれない」そんな気づきが生まれる節分絵本です。
おすすめポイント
- 鬼と福の立場が逆転するおもしろさ
- 固定観念に気付くきっかけになる
- 会話のテンポがよく、読み聞かせが楽しくなる
私の感じたこと
「役割」や「決まり」って、
本当は入れ替わってみてもいいのかもしれない。
そんなやさしい問いを、笑いながら投げかけてくれます。
♯03 きょうはせつぶんのひ ふくはだれ?

『きょうはせつぶん ふくはだれ?』
作 正岡 慧子 絵 古内 ヨシ
出版社 世界文化社
こんな方におすすめ!
- 年齢目安:4歳〜
- 少しドキドキする展開も楽しめるようになってきた
- 鬼=悪、福=善、だけでは終わらせたくない
どんなお話?
豆をまかれて逃げる鬼の子と、
「ふくだ」と名乗る、ちょっと不思議な存在。
鬼とは? 福とは?
決めつけていたイメージが、少しずつ揺らいでいきます。
「ふくはうち」「おにも…?」
節分のかけ声を、もう一度考えたくなる一冊です。
おすすめポイント
- 節分の本質を考えさせてくれる
- 鬼と福のイメージがくつがえされる
- 読み終わったあと、会話が自然と生まれる
私の感じたこと
追い出すことより、受け入れること。
節分を「心の行事」として感じさせてくれる、印象深い一冊です。
♯04 おばあちゃんのえほうまき

『おばあちゃんのえほうまき』
作・絵 野村 たかあき
出版社 佼成出版社
こんな方におすすめ!
- 年齢目安:4歳〜
- 恵方巻きの意味や食べ方を知りたい
- 行事や食文化を一緒に楽しみたい
- 家族のあたたかさを感じたい
どんなお話?
節分の日、
おばあちゃんと一緒に恵方巻きを作るお話。
恵方巻きの意味や食べ方、家族で行事食を作る楽しさが、やさしく描かれています。
巻末にはレシピ付き。
「読んで終わり」ではなく、実際の節分につながる絵本です。
おすすめポイント
- 恵方巻きの意味が自然と伝わる
- 食べることと行事が結びつく
- 世代をつなぐあたたかさがある
私の感じたこと
「どうしてこれを食べるの?」
そんな子どもの疑問に、そっと寄り添ってくれる絵本。
節分が、家族の時間になる一冊です。
♯05 おにたのぼうし

『おにたのぼうし』
作 あまん きみこ 絵 いわさき ちひろ
出版社 ポプラ社
こんな方におすすめ!
- 年齢目安:4歳〜
- 節分に、少し静かな時間を持ちたい
- 鬼のやさしさに触れてほしい
- 心に残る絵本を探している方
どんなお話?
節分の夜、
行き場をなくした鬼の子・おにたのお話。
静かで、少し切なく、
でも心に深く残る物語です。
「やさしさってなんだろう」
「本当に追い出すべきものは?」
そんな問いを、そっと投げかけてくれます。
おすすめポイント
- 思いやりの気持ちが静かに伝わる
- 鬼のイメージが大きく変わる
- 大人の心にも残る物語
私の感じたこと
節分は、にぎやかでなくてもいい。
誰かを思う気持ちが、そっと残る日でもいい。
毎年読み返したくなる、大切な一冊です。
節分ってどんな日?(豆知識)
- 節分は、季節の変わり目に行う行事
- 豆まきは、悪いものを追い出すため
- 恵方巻きは、願いごとをしながら食べる行事食
- 福豆は、年の数だけ食べて健康を願うもの
絵本を読んでからだと、
これらの意味も、ぐっと身近に感じられます。
おわりに
行事を「正しくやる」ことより、気持ちが伝わることを大切にしたい。
節分は
家族で笑って、話して、春を迎える準備をする日。
ぜひ、絵本と一緒に
やさしい節分を楽しんでみてください。

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